【企業分析】キーエンス(6861)|利益率が異常に高い理由と今後の成長性を調査

こんにちは!
今日は“高収益企業”として有名な【キーエンス(6861)】を取り上げます。

工場の自動化やセンサーといったBtoB機器を手がけ、営業利益率が50%超という驚異の数字でも知られています。

投資初心者には少し馴染みが薄いかもしれませんが、財務的な安定性・成長性・株価の強さを兼ね備えた注目企業です。


企業の基本情報(2025年7月時点)

項目内容
企業名株式会社キーエンス
証券コード6861
業種電気機器(FA=工場自動化)
上場市場東証プライム
株価約58,000円前後
配当利回り約0.6%
株主優待なし

ビジネスモデルの特徴

キーエンスは製造業向けのセンサー、測定器、レーザーマーカーなどの「FA(ファクトリーオートメーション)」機器を提供しています。

主な特徴:

  • 製造を外部委託するファブレス経営
  • 営業力で高付加価値商品を直販
  • 顧客の生産性向上を支援し、高い利益率を実現

・・・ハイスペックな先進技術を市場へ先陣切って出してくる印象
   営業の技術的な売り込み、提案力はピカイチ!
   急速な技術進歩の世界で更に業界リードできる技術が出るか!?という所が見どころでしょうか


財務データ(2024年度通期)

指標実績解説
売上高約9,226億円前年比+8.6%、国内外とも好調
営業利益約5,101億円営業利益率55.3%の超高収益
純利益約3,695億円ROEも高水準(約18%)
自己資本比率約95%無借金経営で超健全

配当・株主還元

  • 年間配当:500円(予定)
  • 配当性向:約20〜25%
  • 株主優待:なし

株価が高いため利回りは低めですが、業績連動での増配傾向が続いています。


今後の注目ポイントとリスク

成長ドライバー

  • 製造業のDX・自動化需要拡大
  • 海外展開(北米・アジア)の加速
  • 省人化・少子高齢化によるニーズ増

リスク要因

  • 為替リスク(海外売上高約50%)
  • 設備投資サイクルの影響を受けやすい
  • 人材依存型のため営業力の維持がカギ

まとめ

キーエンスは、利益率・成長性・財務の安定性が揃った“超優等生”企業です。

配当は控えめですが、業績の安定性と将来性を重視した中長期投資に向いています。
株価は高額ですが、分割や1株投資の活用で組み入れを検討してみるのもアリです。


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